シルクロード日記:ウズベキスタン
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 天  候:晴れ  最高高度:430m
最高気温:36度 終点高度:370m
最低気温:25度 終点緯度:40.05.97
走行距離:102.5km 終点経度:68.19.66
走行時間:5時間55分 宿  泊:C ブッシュ
終着地:Dashtobodと
      Zarbudorの中間
宿泊代 :0
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2004年8月15日(日)
消防士の面々と記念撮影  何の看板かわかりません
消防士の面々と記念撮影 何の看板かわかりません
朝は少し寒かったが寝袋は出さなかった。夜はサイレンの音もなく、出動はなかった。消防士たちよりも私の方が早起きで、私が起きたあとにみんな起きだしてきた。一緒に朝ご飯を食べてから記念撮影。帰国してから写真を送る相手がまた増えた。

暑くなる前に距離を稼ごうと黙々と進むが、しょっちゅうポリスチェックがあり面倒くさい。面白半分にパスポートを眺めるだけで全く意味がない。やれやれ。
昼に入ったカフェで思ったがやはり中央アジアのラグメンはまずい。食べ飽きてしまったとはいえウイグル自治区のラグメンは本当においしかった。日陰を探すのに苦労したが丁度よい小屋を見つけ、陰で日記をつけ昼寝をした。

2時間してようやく再開し、また黙々と進む。またポリスチェック。同じことのくり返しだ。そしてカフェへ。中央アジアの食堂のメニューはどこも同じで、シャシリク(ケバブ)、ブロフ(ピラフ)、スープ、ナン(パン)、サモサ、ラグメンくらいしかない。今度のカフェでは大トラブル発生。食べてから店を出ようとした時に前後輪のパンクを発見してしまった。カフェの敷地内に自転車を停めたのがいけなかった。とがった草やら実やらでパンクしてしまった。もっと慎重に停めるべきだがカフェに入る時はいつも空腹なのでつい急いでしまう。かなり落ち込んで暗い気持ちで前後輪のチューブを交換。やれやれ。これは15、16回目のパンク(前輪3回目、後輪13回目)。

疲れた表情でカフェを出発して目の前の検問へ。こちらの負のエネルギーに警官が圧倒されて難なく通過。しばらくして100kmを超えたのでテントを張る場所を物色しながら走るが、なかなかいい場所がない。結局ブッシュを見つけたが草が深く居心地が悪そうだ。そのブッシュの道路に近いところには手作りのベッドがあリ、土を掘って作ったかまどもある。隅には食器が置いてあり、様子からして誰かが住んでいるようだ。ここは地面も平らで居心地がよさそう。勝手にそこにテントを張るのは恐いので草むらの中にいたら、住人にすぐに見つかって声をかけられた。

結局、彼らの隣にテントを張らせてもらった。ここの人たちがどうして外で暮らしているかはわからない。夕飯をご馳走になったが、薪をくべてお湯を沸かすのにずいぶん苦労していた。もちろん電気などなくて、通りがかりの車のライトをあてにして動いていた。こうして、ちょっと不思議なキャンプの一夜となった。今夜は北の空に流れ星をたくさん見た。
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