シルクロード日記:ウズベキスタン
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
       
Back
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
             
 天  候:晴れ  最高高度:--m
最高気温:--度 終点高度:--m
最低気温:--度 終点緯度:--.--.--
走行距離:--km 終点経度:--.--.--
走行時間:--時間--分 宿泊:D NORIKO学級
終着地:リシュタン 宿泊代:0
Next
2004年8月5日(木)
おばあちゃんとノジマ  愛犬の「とんち」
おばあちゃんとノジマ 愛犬の「とんち」
今日はドニヨルさんとフェルガナヘ行く。ドニヨルはガニシェルさんの親戚だ。このあたりは親戚だらけで聞いてもよくわからない。ドニヨルはフェルガナ大学で日本語を勉強していて日本語がとても上手。弁論大会で勝ち進んでカザフスタンのアルマトゥイまで行ってきた。中央アジアで6位となり、次のモスクワでの結果次第で日本に来れるとのこと。がんばってほしい。
リシュタンからフェルガナまで約50kmを乗り合いバスが結ぶ。バスといってもメルセデスベンツ製の荷物運搬車を改造して座席を付けたものだ。ぎゅうぎゅう詰めにして15人は乗るので運賃は安く、たったの500ソム(0.5ドル)。さすがに複雑な気持ちになる。自転車がもっともコストパフォーマンスを発揮する国は日本かもしれない。

お腹の心配をしながらやってきたフェルガナは、ロシア軍の駐屯地として作られた新しい町でまるっきりヨーロッパの街並みだった。まず本屋ヘ行き地図を物色したがまともなものはなし。次にインターネットカフェヘ。パソコンはきれいで店員も親切だったが回線は遅い。中国とは正反対だ。しかしサマルカンドで合流する細川夫妻と日程の打ち合わせをメールでしているので久しぶりにメールがチェックできて助かった。もちろん日記も送った。ネットカフェのあとはホットドッグを食べてから自転車屋へ。大した品ぞろえではなく、目当てのチューブはなし。まだまだ物の少ないフェルガナだった。バザールでは長袖のシャツを3500ソムで購入。いよいよ現地人みたいな格好になってくる。
帰りの乗り合いバスはなかなか人が集まらず出発までずいぶん待たされた。安いからまあ仕方ない。席がもう少しで埋まるというところから新たな客がなかなか来ず、かなり暑かった。

夕飯の時にお母さんと初対面。15年目の産婦人科医だとのこと。リシュタンの病院に勤務し週2-3日当直、月1日程度休日当直をやる。医大は6年制だが「さらに上の医者になるのにもう6年かかる」と言っていた。
夜にドニヨルがパソコンを持って部屋にやってきた。かなりの年代物の日本製パソコンで、ロシア語の読み書きができないのが問題だという。それはたしかに問題だよな。ドニヨルとはいろいろな話をした。先日もタシケントでアメリカ大使館とイスラエル大使館を標的としたテロがあり、警戒を強めているとのこと。ウズベクではパスポートを取得するのは容易だが、そういった治安面の問題があるためビザ申請に際して治安警察のかなり厳しいチェックがあるらしい。それさえパスすればビザは取れる、という言い方をしていた。国によってずいぶんと事情が違うものだ。

※フェルガナのネットカフェ
中心部に何軒か固まっている。表示があるのでわかる。私の入ったところはOSはWinXP、USB使用可。日本語表示可能。回線は遅かった。
CLOSE