シルクロード日記:アゼルバイジャン
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天 候:霧のち晴れ
最高高度:60m
最高気温:30度
終点高度:3m
最低気温:18度
終点緯度:40.18.82
走行距離:103.3km
終点経度:48.12.67
走行時間:6時間13分
宿泊:C ブッシュ
終着地 :KARRARより5km地点
宿泊代 :0
2004年10月1日(金)
朝から来い霧がたちこめる
このフルーツはすっぱい
早朝に寒くて目がさめた。しばらくしてからトイレのために屋外へ出るとすごい霧だ。朝食も昨日払っておいたのでここで食べ、霧の晴れるのを待った。しかし全く晴れる様子がないので出発することにした。出る前にファンタの1リットルサイズを3000マナトで買った。やはりバクーよりも高い。霧で先が見えないのでカシュガルの砂嵐を思い出した。視界の悪さは同じだが霧のほうが体にやさしい。ヘッドランプを逆向きに付けて少しでも目立つようにしながら行く。しかし向かい風でペースは上がらない。地形ははじめ軽い上りで、あとで下り、結局は海抜0m程度に戻ってしまった。途中で英語の上手なおじさんが三菱パジェロから降りてきて激励してくれた。車の話をしていたら、エンジンを日本から取り寄せて1億マナト(2万ドル)かかったと言っていた。リッチだ。幹線道路をまっすぐ進もうとしたフルーツ売りが近道を教えてくれて、Qazimemmedの町の中を進んだ。この町のカフェで昼食をとったら、しっかり20000マナトとられた。昨日が特別で、この国はけっこうしっかりお金をとるのかもしれない。それにしても痛い出費だ。今日は絶対テントに泊まるぞ。
2時過ぎになりけっこう暑いので昼寝しようとしたが、周りに何もなさすぎて日陰を見つけるのに苦労した。いかにも虫に刺されそうな場所でひと眠りしてから走り出すと風がましになっていた。遅れを取り戻すべく黙々とこぐ。しかしあえなくフルーツ売りにつかまった。これじゃあハミと同じだ。みんなが大声で呼びかけてきて、体を張って止める奴までいる。でもおみやげにくれるのは痛んだフルーツが多い。ちょっとけちくさいぞ。
その後は追い風に乗ってひたすら日暮れまでこいだ。そのおかげで何とか本日の走行距離が100kmに到達。Kurdamirまであと10kmもないはず。町に入るとテントは張れないのでこのあたりで・・・と思ったがよいポイントがなくて大変。結局、パンクしそうな草むらに強引にテントを張って寝た。この国は人口密度が高いな。