シルクロード日記:キルギス
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 天  候:晴れ(夕立ち)  最高高度:--m
最高気温:--度 終点高度:--m
最低気温:--度 終点緯度:--.--.--
走行距離:--km 終点経度:--.--.--
走行時間:--時間--分 宿泊:Aガスチーニッツァ
    アライ
終着地 :オシュ 宿泊代 :125ks
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2004年8月2日(月)
スレイマンの玉座(町の中心の岩山)から見たオシュ市街  国が変わればトイレも変わる。便座が低い!
スレイマンの玉座(町の中心の岩山)から見たオシュ市街 国が変わればトイレも変わる。便座が低い!
今日は久々のオフ。とは言っても中国の大都市のようにファーストフードがあるわけではない。日記を書き進めてから昨日夕飯を食べたカフェヘ出撃。外国人は珍しいので覚えていてくれて、銘柄を指定しなくても昨日と同じビールを出してくれた。中国にいた頃はぬるいビールにすっかり慣れて抵抗なく飲んでいたが、やはり冷えているとうまい。ラグマンを食べてみたがやはりコシがなくて新疆の麺とは大違いだ。しかし味付けはおいしい。スープが多いのでナンを浸して食べるのに丁度よい。もちろん箸ではなくフォークとスプーンで食べる。ナンも新疆のものとは違うがうまく説明できない。

本来なら地図を手に入れたいところだが、本屋が見当たらない。ビシュケクなら地形図も手に入るらしいが...。ガイドブックには地図を買うには高級ホテルをのぞいてみろとあるがオシュには高級ホテルなんかない。やはり南北格差は大きいなあ。北部の方がロシア人が多く豊かで首都のビシュケクが中心地。南部の中心都市オシュはウズベク人が多い。結局キルギス人は昔ながらに山間部に住みついており、豊かになれない。そんなところだろう。中央アジアのスイスを目指すと言っても観光立国は簡単ではない。道路整備もできていないのだから。

さてキルギスの将来を嘆いてばかりいられない。せっかく来たので観光をしてみた。町の中央に「スレイマンの玉座」と呼ばれる岩山があり、そこを登って写真を撮ってきた。ここの頂上には「バーブルの祠」がある。16世紀にインドにムガール帝国を建国したバーブルが、ここでスーフィーの修行を実践したそうだ。40日間水とパンのみで過ごすという修行らしい。そのような由緒正しい祠なので子宝などのご利益を信じて皆が熱心にお祈りしていた。あくびしながら祈っていたおばさんもいたが。
帰りにアイスを買った時に思ったが、誰も釣り銭を投げない。中国に80日いてほとんどのことには慣れたが釣り銭を投げるのだけは許せなかった。あと、簡単な英単語が通じるのも新鮮だ。中央アジアは英語が通じにくいとよくいうが、中国の方が絶対に通じにくい。そして極めつけはチョコがキオスクで簡単に買えること。スニッカーズが置いてあった。これは正直いって驚いてしまった。キオスクで買ったミネラルウォーターは炭酸水でヨーロッパ的。また、町を歩いているとプレステの看板をよく見るが、あれはお金を払ってプレステで遊ぶ店のようだ。やっぱり日本のゲームは強い。中国はネットカフェでのオンラインゲーム全盛なのでプレステ屋はなかった。

昼寝をしてからまた同じ食堂で夕食。キルギスソムを両替しすぎたので贅沢してやろうと思い色々頼んだが125ソムだった。中国と比べても食費は割安感がある。こうなったら明日の朝食もここに来ようと思いホテルヘ戻った。明日は早くもキルギスを出国してウズベキスタンヘ入国する。リシュタンはもうすぐだ。

※オシュのネットカフェ
スレイマンの玉座とモスクヘ入っていく手前にバス停があり、通りを挟んでその向かい側に1軒ある。入っていないので詳細不明。
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