シルクロード日記:中国
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 天候:晴れ時々曇り、
    にわか雨
 最高高度:2304m
最高気温:30度 終点高度:2159m
最低気温:19度 終点緯度:39.42.73
走行距離:94.0km 終点経度:75.15.17
走行時間:6時間39分 宿泊:金*賓館(*金3つ)
終着地 :烏恰 宿泊代 :80
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2004年7月27日(火)
出発前に3人で記念撮影(左から順に横井さん、私、大林さん)  郊外にでると別世界
出発前に3人で記念撮影
(左から順に横井さん、私、大林さん)
郊外にでると別世界
朝はがんばって7時起床。最近朝が遅いのできつかった。7時だとまだ外は薄暗い。いまだに北京時間で動いていることに無理があるようだ。8時に電話すると大林さん.横井さんペアがカメラを持って登場。2人とも起きていてくれたようだ。記念撮影をして、ついにカシュガルを出発。2人にはすっかり世話になってしまった。きっとまたどこかで会えるだろう。

しばらくはアトスから来た道を引き返す。例のオヤジに会いたくないので新しい道には入らずに素直に隣の道を走る。こちらは路面が悪く走りにくかったが、タイヤを替えたばかり、気分よく進む。途中、30台以上ある解放軍のトラックの車列に遭遇。10代に見えるあどけない顔をした兵士が多かった。中には応援してくれる人もおり、国境でも仲良くしようね、などと勝手に心の中で呼びかけたりする。
烏恰とアトスで道が分かれるところは、標識はとてもわかりやすかったが、もしかしたら工事中の道を走ってしまうとわかりにくいかもしれない。しばらくオアシスが続いたが、時々砂漠もあるし暑くてしんどい。緑豊かな天山山脈越えとはかなり違う。ちょうどよいタイミングで食堂があったので立ち寄った。もしかして三橋くんたちもここに寄ったのだろうか、サイクリストを見たことがあるような雰囲気だった。ここでラグメン完食。そしてマット(布団?)と枕まで出してもらい豪快に昼寝。ウイグル人がみんなして笑っていた。とにかく雰囲気がよくて居心地のよいところだった。そこを後にして5kmほど進むといよいよ辺防検査站が目の前に現れた。中国人も身分証を提示してここを通らなければならない。パスポートを見せたところ問題なく通過。係の公安職員達はフレンドリーだったので調子にのって記念写真を撮ろうとしたら怒られた。そりゃそうだ。

辺防検査站を過ぎるとトルガルト方面とイルケシュタム方面の分岐があり、イルケシュタム方面を進む。ここから本格的な乾燥地帯が20km近く続く。20kmというと短いが、ずっと上りが続くので大変。しかも途中で強風と雷雨に見舞われた。出国祝いか。雨がやむといつものパターンで一時的に追い風となり、しかも道が下りに転じたのでスピードアップ。川を越えるとオアシスだが巨大な岩山(ほとんど壁)が南北に走っており、なんと7kmも南下してこれを避けて廻りこまねばならない。スケール大きくてびっくり。

夜8時を過ぎてヘロヘロになって烏恰ヘ到着。町に漢族が多くて驚いた。泊まった賓館も漢族ばかり。キルギスと経済交流が活発になるのを見越して商売にやってきたのだろうか。よくわからん。夕飯は賓館のレストランで8元でたらふく食わせてもらい、中華料理との別れを惜しんだ。

※烏恰のネットカフェ
省道から町へ入りまっすぐ進む。モニュメントを通りすぎてすぐ、右側(東)にある。入っていないので詳細不明。
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