シルクロード日記:中国
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 天  候:曇りのち晴れ  最高高度:1011m
最高気温:35度 終点高度:1011m
最低気温:--度 終点緯度:41.56.64
走行距離:140.3km 終点経度:84.34.59
走行時間:7時間37分 宿 泊:B旅社
終着地 :陽霞鎮 宿泊代 :10元
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2004年7月10日(土)
干しているのは名産の杏子だろうか  3回も会ったトラック。テンション高い
干しているのは名産の杏子だろうか 3回も会ったトラック。テンション高い
やっぱり朝は眠かったが何とか起きた。外は昨日の朝より薄暗い。昨日の夕方に曇っていたので期待はしていたがこんなにバッチリ曇るとはラッキー。というわけで俄然やる気になりチェックアウト。いつものように街を出るまでが複雑だったが、「旅行人」の地図が役に立った。ただしコルラの標高は間違っていて実測940mのところ、800mと記載があった。何を見て書いたのか気になる。

さて、国道314号線は舗装されていて走りやすく快調に飛ばす。アップダウンがほとんどなく、風も時々追い風になったりと順調だったので自分でも驚くほどの快ペース。途中でガソリンスタンドに水を買いに行ったら、給油した人にあげる水が山積みになっていたが、私にはくれないどころか、売りさえしなかった。悔しい。結局、昼過ぎには今日の目標だった90km地点の村に来てしまった。今後の補給の都合もあり今日はここで終わってしまえと思ったが宿がないので次の集落へ。ここにも宿がなくさらに次の集落へ。同じバターンのくり返しで延長し何と140kmも走ってしまった。3時くらいから晴れてきて暑くなったので最後の方はかなりバテた。本当は翌日のことを考えて120km以内に抑えたかったのに。テント張るべきだったかなあ。途中、休憩中に知り合って少し話したビール配達のトラックに3回も抜かされた。このあたりの村を配達して廻っているようだ。抜くたびに騒いでくれて楽しかった。

やっと着いた陽霞鎮という町はとてもゴミゴミした感じ。トラックは停まるがバスは素通り。車の修理屋が多く、商店も店の前に自動車用品を並べている。あまりくつろげる雰囲気ではないが、もうこれ以上こぐ気はしないので旅社に入った。この宿はけっこうつらかった。門をくぐって敷地に入るとプンと匂う。さらには修理のトラックが頻繁に出入りして騒々しい。部屋の隅でカリカリと変な音がすると思ったら大きなトカゲ(?)がいた。極めつきは日が暮れてから部屋に警察(公安?)がやってきた。パスポートをチェックされただけで済んだのは不思議だった。ここは幹線道路ぞいなので解放されているとは思う。外国人旅行者を乗せたバスが通るのだから自転車だって通過してよいはず。でも宿に関しては外国人宿泊不可能と言われると覚悟したが。
それにしても1日の朝と夜とでは完全な別世界だ。たった140kmしか離れていないのに。この町でいいこともあった。食堂でトマトの砂糖漬けをご馳走してもらった。このあたりはトマトの名産地なのでちょうど食べたいと思っていたところ。おいしかった。

最後に、夜1時頃に2人組がチェックインしてきて起こされた。片方は酔っていて1時間くらい電気をつけてその2人は話していた。これなら絶対にテントの方が快適だった!
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