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2004年7月6日(火) |
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クイックレバーの応急処置 |
南疆鉄道。マニアなら知っているはず |
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夜はとにかく寒かった。とても眠れたものじやない。1〜2時間おきに時計を覚えている。雨が降ったのでなおさら寒かったのだろう。身のまわりの物すべてが湿っていた。5時だとまだ暗く、6時を過ぎてやっと明るくなってきた。どうせテントの中にいても寒くて眠れないのでさっさと出発。
...と思ったらとんでもないことを発見してしまった。前輪のクイックレバーのレバー部分がなくシャフトがむき出しになっている。どうやら昨日のデコボコ道で外れたらしい。そういえば1回だけ「チャリン」という金属音を聞いたなあ。締めつけがゆるんでたんだろうなあ。点検・整備を怠ってしまった。あれこれ考えて、丸出しになっているシャフトに、余っているワッシャーとフレンチバルブに付いていたリングを通して、空気入れ用の変換バルブで締めつけた。変換バルブがたまたまシャフトに大きさが合ったのだ。まさかこんなところで役に立つとは。さらにガムテープと針金で補強した。これでひとまず走れるはず。よかった。
昨日の途中からそうなのだが、ダート道と川と線路の三つどもえで先に進んでいく。円佗台まで下りで30kmないのだがなかなか着かない。途中で何回か集落を見かけたが、廃墟も多かった。よくこんなところで生活しているよなあ。峠(冰大坂)を挟んで全く違う様子だ。やはり北側はウルムチが近いからまだ暮らしやすいのだろう。
クイックレバーのトラブルもなく円佗台へ到着。ここからは待望の舗装路になった。ラグメンを平らげてから快適な下りをスタート。川沿いの道を快調に進んでいく。しばらくして道が分かれた。もしかしたらどちらかは未舗装かもしれない。かなり悩んだ末にコルラまでの最短道でなく、和静経由を選んだ。こちらの方が町が多いので快適だろう。
さて実際に和静までは快適だったが、そこから先はずっと工事中。またダートか...。しかし今回は事情が違う。車は脇のひどいデコボコ道を走っているが、自転車とバイクはまだ開通していない道を通るので、車が少なく快適だった。中国は奥が深い。
そして国道314号との合流地点までたどりつくとそこは舗装路。旅社をみつけて泊まった。金を払って泊まるのは1週間ぶりだ。うるさくて色々と問題のある宿だったが10元なので文句は言うまい。 |
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