シルクロード日記:中国
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 天  候:曇り  最高高度:2392m
最高気温:32度 終点高度:1050m
最低気温:11度 終点緯度:42.03.89
走行距離:122.4km 終点経度:86.33.23
走行時間:7時間2分 宿  泊:A旅社
終着地 :焉耆鎮 宿泊代 :10元
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2004年7月6日(火)
クイックレバーの応急処置  南疆鉄道。マニアなら知っているはず
クイックレバーの応急処置 南疆鉄道。マニアなら知っているはず
夜はとにかく寒かった。とても眠れたものじやない。1〜2時間おきに時計を覚えている。雨が降ったのでなおさら寒かったのだろう。身のまわりの物すべてが湿っていた。5時だとまだ暗く、6時を過ぎてやっと明るくなってきた。どうせテントの中にいても寒くて眠れないのでさっさと出発。

...と思ったらとんでもないことを発見してしまった。前輪のクイックレバーのレバー部分がなくシャフトがむき出しになっている。どうやら昨日のデコボコ道で外れたらしい。そういえば1回だけ「チャリン」という金属音を聞いたなあ。締めつけがゆるんでたんだろうなあ。点検・整備を怠ってしまった。あれこれ考えて、丸出しになっているシャフトに、余っているワッシャーとフレンチバルブに付いていたリングを通して、空気入れ用の変換バルブで締めつけた。変換バルブがたまたまシャフトに大きさが合ったのだ。まさかこんなところで役に立つとは。さらにガムテープと針金で補強した。これでひとまず走れるはず。よかった。
昨日の途中からそうなのだが、ダート道と川と線路の三つどもえで先に進んでいく。円佗台まで下りで30kmないのだがなかなか着かない。途中で何回か集落を見かけたが、廃墟も多かった。よくこんなところで生活しているよなあ。峠(冰大坂)を挟んで全く違う様子だ。やはり北側はウルムチが近いからまだ暮らしやすいのだろう。

クイックレバーのトラブルもなく円佗台へ到着。ここからは待望の舗装路になった。ラグメンを平らげてから快適な下りをスタート。川沿いの道を快調に進んでいく。しばらくして道が分かれた。もしかしたらどちらかは未舗装かもしれない。かなり悩んだ末にコルラまでの最短道でなく、和静経由を選んだ。こちらの方が町が多いので快適だろう。

さて実際に和静までは快適だったが、そこから先はずっと工事中。またダートか...。しかし今回は事情が違う。車は脇のひどいデコボコ道を走っているが、自転車とバイクはまだ開通していない道を通るので、車が少なく快適だった。中国は奥が深い。
そして国道314号との合流地点までたどりつくとそこは舗装路。旅社をみつけて泊まった。金を払って泊まるのは1週間ぶりだ。うるさくて色々と問題のある宿だったが10元なので文句は言うまい。
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