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2004年10月11日(月) |
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明け方はめちゃくちゃ寒かった。サバイバルシートを使ってみたが初めてで下手なので効果不充分。寝袋の中できれいにシートにくるまるのは難しい。一方でトビリシで買った帽子は大活躍だった。ニットの帽子は必需品だろう。地元の人もよくかぶっている。朝は気温3度、息が白い。湿気がすごくてアルコールバーナーが点火しない。
スターリン博物館には行かずまっすぐ幹線道路ヘ向かった。クタイシまであと150km、明日の到着が目標だ。昨日よりは車が少ない上に、緑がとても多くて景色がきれいだ。天気がよくて最高に気持ちいい。途中でリンゴを6個もらい、キャベツ畑の前でまず2個食べた。上りは適度にきつく、風も弱い。気分よくサイクリングできる。ドライブインで早めの昼食をとったが5ラリとやはり高かった。その後もドライバー向けのカフェをかなり多くみかけた。やはり山岳地帯に入ったので保養地という側面も(少しは)あり、店が多いようだ。50kmを過ぎたあたりで教会と城壁があり、緑の中にそびえる姿は絵画のようだった。さらには石焼きのパン屋が2kmに渡って並ぶアーケードもあり、買って食べたがとてもおいしかった。その後はまな板など木製品を売る店が目立つようになった。そのため景色に全く飽きない。じつに楽しいサイクリングだ。そして本日の最高点の890mまで到達。ここからカフカス最長、2kmのトンネルだ。ここの直前で犬に追いかけられたが、別の犬がすごい勢いで割り込んできてその犬をたしなめてくれた。こんな経験は初めてだ。かなりの名犬だと思う。さてトンネルは有料(迂回路は無料)のはずだが、料金所の前でおじさんががんがん手を回して、みんな金を払わずに通過していた。機械が壊れたのだろうか。トンネルの中は路面が悪いもののわりと明るくて助かった。ここからは下りが爽快だった。カフェはあいかわらず多いが高そうで、大きな村の中の地元民向けのカフェが狙い目だ。小さな村はカフェがない。・・・難しいなあ。
きれいな川原がありテントを張りたいが目立つ。下は小石ではなく草だから気持ち良さそう。しかし安全第一を考えて廃墟にテントを張ることにした。アルコールバーナーは大丈夫で湯を沸かしてカップ麺を食った。今日は90km以上走った。クタイシまであと60kmないので明日の到着はほぼ間違いない。今日はしっかり暖かくして寝るぞ。 |
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