シルクロード日記:アゼルバイジャン
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 天  候:雨のち曇り  最高高度:428m
最高気温:--度 終点高度:428m
最低気温:14度 終点緯度:40.40.58
走行距離:36.3km 終点経度:46.21.34
走行時間:3時間33分 宿泊:A Gence Mehmanxana
終着地 :ゲンジェ 宿泊代 :20$
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2004年10月4日(月)
かなり疲れている顔  また汚れてしまった
かなり疲れている顔 また汚れてしまった
夜に雨がテントに当たる音で起きた。風だけで充分しんどいのに雨か。明け方はかなり冷え込んだが凍えることはなかった。サマルカンドで細川夫妻に届けてもらったフリースと長スパッツ(足首まである)が大活躍している。ただし下半身はこれでも少し寒いのでトルコも寒かったら新しいズボンを買おうと思う。

さて向かい風は続いているがさすがに昨日よりはましだ。35km先のゲンジェを目指して5kmごとに休みながら進む。道はなだらかな上りで路面はあいかわらず荒れている。走りながらトマトをもらうなど楽しく進んでいたが、途中で雨が強まり雨宿りする羽目に。やむ気配はないので小雨のなか出発した。今日は服も荷物も自転車もびしょぬれだ。しかも雨宿りを終えてすぐに羊飼いの犬に追いかけられてバッグに噛みつかれた。犬のしつけができていない。

昼過ぎについにゲンジェ市街へ入った。バクーに次ぐ、アゼルバイジャン第二の都市だ。町の入口に「ホテル1500m」の新しい看板があったので直進していくと、そこはレストランのみ営業でホテル部分は会社になっていた。まだ新しい建物なのにどういうことだ。そこで別のホテルを教えてもらい、さらに直進。バザールを過ぎて道なりに左ヘ曲がり、地下鉄入口(に見えた)のある交差点を左折して少し進むとホテルがあった。

ホテルゲンジェは一泊20$もするが他に選択肢がない。部屋はきれいでテレビ付きだし、トイレとシャワーも部屋に付いているので・・・と自分を納得させる。ただしお湯は夜まで出なかった。このホテルはまだ改装工事が続いていて、アゼルバイジャン経済の上り調子を感じさせる。きっとバクーの後を追いかけているのだろう。
さて、夕食と買い物のため外出。町には両替屋が多い。東側では1ドル=4890マナト、中心部では4905だった。1グルジアラリは2500マナトくらいのようだ。ということは1ドル=2ラリ弱だな。国境まで150kmしかないので情報を仕入れておかないと。夕飯はビールを飲んで5500マナトだった。やはり都会の方が安い。それにしてもドライブインは高過ぎ。ファンタ2リットルは3500マナトとバクーより少し高い。こんなに物価の把握しにくい国は初めてだ。ところでこの町は乞食が多い。バクーでは見なかったのに。かなりしつこくて困った。

部屋に戻るとテレビを観た。大きなテ口は起こっていないようだ。ニュースはチェチェン人テロリストのことばかり。面白かったのはロシアのチャンネルの無人島の番組で、これは日本で以前にやっていた番組のパクリだ。男女4人ずつくらいで無人島で生活し、定期的に投票して誰か一人を追放する。ロシア人は素人参加番組が好きだ。

明日もうゲンジェを発ち200km先のトビリシを目指そうと思う。でもここで一日休むという誘惑もある。明日決めよう。
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