シルクロード日記:アゼルバイジャン
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天 候:曇りのち晴れ
最高高度:139m
最高気温:27度
終点高度:139m
最低気温:15度
終点緯度:40.38.70
走行距離:34.2km
終点経度:46.45.60
走行時間:2時間45分
宿泊:C 野原
終着地 :Yevlaxより32km
宿泊代 :0
2004年10月3日(日)
お世話になったおまわりさん
まだ赤ん坊。かわいい
朝から二人の警官とお茶をした。もう一人は橋の反対側の詰め所にいるらしい。しっかり記念撮影をしてから出発。本当に助かった。橋から2km走るとイェヴラフヘ行く道と交差する十字路に当たった。町の中へは入らずに交差点にあるカフェへ入った。何せ昨日の夜からしっかり食べていない。ここの隣の商店のおじさんはなぜか英語ができて、通訳をしてくれた上に朝食代を払ってくれた。ごちそうさまです。このおじさんは店員に1万マナト渡していたので、やはり1食1万マナトが相場のようだ。バクーより3000マナト高い。このカフェでは電気を借りて(もらって)携帯電話を充電させてもらった。こちらも慣れてきたので単に食べるだけではなくなってきた。かなりのんびりと朝を過ごしてしまったが、ゲンジェまであと70kmしかない。この国で2番目に大きな都市らしいのでここで休もうかと思う。
ところが向かい風がすさまじくなかなか進まない。休み休み行くものの完全に戦意を喪失してしまった。いかん、最初の頃のがむしゃらさがない。途中のカフェで昼食をとったがこの時点でまだ30kmしか走っていない。ここで特太のソーセージを少し切って分けてもらい、これとパンを携帯食にした。まだ向かい風すさまじいので昼寝をしたが、風は強まるばかり。また休む。すると風上から羊の大群がやってきた。100頭いるかもしれない。羊飼いはよく見るがこれだけたくさんの羊を飼っているのは珍しい。
さて、羊飼いが去ったあともボケッとしていたが、道路から見られずテントを張るのによさそうな場所なのでさっさとテントを張ってしまうことにした。まだ6時なので暗くなるまであと2時間あるが、そんなことおかまいなし。強風のため大変だったが何とかうまく張れた。初めてテントを張ったのは中国の敦煌を出発した日で、強風に苦しんで途方に暮れたのを思いだす。あの時に比べれば少しは上達した。テントの中で日記を書きながら日暮れを待つという優雅なひとときになった。たまにはこういうのもいいなあ。