シルクロード日記:トルコ
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 天  候:曇り時々晴れ  最高高度:29m
最高気温:22度 終点高度:17m
最低気温:20度 終点緯度:40.58.11
走行距離:109.3km 終点経度:38.37.12
走行時間:6時間16分 宿泊:C 海の見える公園
終着地 :ESPiYEより7km地点 宿泊代 :0
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2004年10月20日(水)
朝のトラブゾン  公園のベンチで夕飯
朝のトラブゾン 公園のベンチで夕飯
昨日の夜は曇っていたので天気が心配だったが晴れてくれた。予定どおり今日トラブゾンを出発できそうだ。7時過ぎに起きてシャワーを浴びてからご飯を食べたらすぐ出発・・・ではなく、その前に市街に散歩に出かけた。じつはまだ全く観光していなかった。イスタンブール以降のルートを考えるのに没頭していたのだ。城壁は中国で見慣れてしまったのであまり印象に残らず、むしろバザ―ルの店の準備や子供たちの登校風景など、日常の朝を見るのが面白かった。ただし今はラマダンなので本当の「日常」ではないだろうが。

さあ散歩から帰ったらいよいよ出発だ。350km先のサムスンが当面の目標で、そこまでは全てテント泊で済ませるつもり。気がかりなのは天気とラマダンだ。悪い予感が当たらなければよいが。9時半頃にホテルキョシュクを出発。10〜15kmおきに人口1万人規模の町があり(トルコの道路標識には町名の下に人口が書かれている)、ホテルまであったりする。町と町の間にもレストランやペンションが時々あり、まさにいたれりつくせりだ。今日はキャンプ場も一軒みつけた。道は10〜15mくらいのアップダウンをくり返すが路面がよいので、ちょうどよいトレーニングという感じ。風は無風か追い風。天気は曇りだが時々晴れると暑いくらいで、トルクメニスタン以来の半袖で走った。このように快適なサイクリングだが、町が多すぎて景色は悪かった。排気ガスが多く空気もきれいとはいえない。トラブゾン以東の方がよかった。

もう一つ気にかかったのはやはりラマダン。小さな町ではトラブゾンと違って観光客はいないので、レストランで仕込みをしていないらしく、開店していても料理は食べられなかった。日中はパンとチーズでしのいで地元の人と一緒に夕食に飛びつくしかない。しかし夕食は日没後だからテントを張るポイントまで夜間走行になってしまう。悩ましい。で結局今日はどうしたかというと、レストランに隣接する公園にテントを張らせてもらった。レストランは営業しておらず店の人からお湯をもらってカップ麺を食べた。何とかして明日はまともな夕食にありつこう。そのためには食堂のある町に6時にいないと。う〜ん、難しい。

夜12時前に雨がテントを打つ音で目が覚めた。何てこった。かなり強い雨で雷まで鳴っている。風もとても強い。まあテントは雨漏りしていないし朝まで寝てから考えるか、ともう一度寝たが熟睡できなかった。
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