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2004年10月14日(木) |
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昨日の夕方からずっと曇っていたが朝になって晴れてきた。しかし二人ともトルコヘ向けて気分が乗っているので、予定を変更してゲラティ修道院へ行くことはせず、今日出発することにする。山口くんはバスでトラブゾンへ行き今日中に着く予定。私はまずバトゥミへ、明後日には着く予定だ。山口くんとはトラブゾンで再会しそうな感じなので楽しみだ。彼は親トルコ家で現地に友人がおり、トルコ語も上手らしい。
さて、迷わずにクタイシ中心部を抜け出して9kmほど走ると郊外の長い住宅地がやっと終わった。通り沿いに家が並び長細くて不便そうだった。東からの追い風に乗りしかも道は下りなので、とても快調に30km進みサムトレディアの町に入った。ここでコブレティ方面へまっすぐ行く道と、ポティ経由の道が分岐するのだが山を避けたいのでポティ経由を選んだ。こちらだと30kmの遠回りでクタイシ〜バトゥミ間の道のりが170km弱となる。ちなみにコブレティへまっすぐ行く道は見つけられなかった。2日かかる距離だ。サムトレディアから道はフラットになるが追い風なのでペースは落ちない。SENIKIで北のズグディディ方面への道が分かれ、ここからは線路沿いに進んだ。時おり通る列車や駅の様子を見ながら走るのは楽しい。でも露店で買ったとうもうこしはいまいちだった。グルジアで目立つのはブタで、町なかでゴミをあさっていたり、いなか道を歩いて食物を探し求めていたりする。あの姿を見ると豚肉を食べる気にならない。もっともトルコへ入ればまたイスラムなのでその心配もないが。そしてついにポティへ到着。まだ昼過ぎだが走行距離は100kmだ。快調、快調。地味だがカスピ海から黒海まで、カフカス完全横断に成功した。しかしここからは南下するので横風となりペースダウン。ついにやってきた黒海で記念撮影しようとビーチへ行ったら英語のできるチェコ人観光客が写真を撮ってくれた。かつての保養地らしくレジャー施設やホテルが道路沿いに並ぶが潰れているところが多い。そして走行距離120kmを過ぎてから3km以上も工事区間が続き大荒れの道がきつかった。それが終わるとちょうど廃墟があり、今夜の寝場所は決定。廃墟は暖かいので助かる。旧ソ連は宿は少ないが廃墟はとても多い。今日は128km走ったのでバトゥミまであと40kmだけだ。明日は晴れますように。 |
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