シルクロードの星：2004年10月26日（火）

シルクロード日記：トルコ

5月


	天　　候：晴れ		最高高度：927m
	最高気温：23度		終点高度：403m
	最低気温：3度		終点緯度：40.58.08
	走行距離：104.1km		終点経度：34.41.26
	走行時間：6時間2分		宿泊：C 橋の下
	終着地　：Osmancikより9km		宿泊代　：0

2004年10月26日（火）


	マンションの屋根にはソーラーパネル		リアに荷物満載

朝7時に温度計をみたらなんと0度だった。寒いはずだ。でも新しい寝袋のおかげで快適だった。さて今日は960mの峠を越える。・・・とはいっても60kmも先に峠はある。昨日の3つ目の峠を越えてからまだ下りはじめたばかりだったのでしばらくは下りが続いた。550mくらいまで標高を下げてからアップダウンをくり返すようになり、徐々に標高を上げていった。明け方の冷え込みが嘘のように気温が上がり20度を越えて汗だらだらに。最後は上り一辺倒になりようやく峠を越えてほっと一息。このあとは当分下りなので楽ができる。

ところでトルコはピンク色の家が多い。新築のマンションもピンク色のをよく見かける。またソーラー発電で給湯しているらしく、屋根にはずらりとソーラーパネルが並ぶ。冬場に曇天が続いたらどうするのだろうか。また走っていてガソリンスタンドばかり目につく。商店もレストランもトイレもガソリンスタンドに併設されているパターンが多く独立した店舗はほとんど見かけない。これはまさに車社会で、モーテルのあるスタンドまであったのにはまいった。中国にも同じようなものがあったがトルコのはずっと清潔で近代的だ。これらのスタンドは各バス会社が競って作っているようで、さすが世界有数のバス大国という感じ。でもはっきり言っておくが私は長距離バスが嫌いだ。トラックはきちんとクラクションを鳴らしてくれるのに長距離バスは鳴らしてくれない。抜き方も危険で自転車スレスレのところを走ってくるので恐い。しかも構造上横風がきついからたまらない。

さて、とりあえず今日の目標としていたOsmancikに到着した。走行距離は97kmなので満足。さあ夕食の買いだしだ。でもトルコはどんな田舎町でもパン屋があると思っていたがなかなかみつからない。幹線道路から少し入ったところにあるのだろう。スーパーの中には歯磨き粉はいっぱい並んでいたがトルコ人は口臭のきつい人が多い。パスタだのジュースの粉だのを買いそろえて食料満載になった自転車はリアに荷物山積みで我ながら見苦しい。
手ごろなキャンプ場所をみつけて5時には走行終了。今日の夕飯は自炊することに決めていた。橋の下、というか道路の下のトンネルになっているところにテントを張りパスタをゆでて食べた。橋の下や廃墟は暖かいので助かる。まるでホームレスみたいだな。