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2004年10月12日(火) |
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朝の冷え込みがきつい。寒くて4時頃に起きて小便をしてテントに戻った。サバイバルシートを巻きなおしてからもうひと眠りして7時半に起きた。アルコールバーナーにはうまく点火せず、リンゴ、パン、チーズ、チョコレートという朝食になった。ずいぶんゆっくりしてから9時に出発。ちょうど入れ代わりに豚の群れが廃墟へ入っていった。やれやれ。さて、今度は陶器売りが多く、目を楽しませてくれる。緑豊かな山々の中にうずもれるようにして家が点在し、川沿いには草原が広がっている。下りが多いし、気分よく進む。グルジアのゴリ以降は走っていてとても楽しく、天山山脈、天山南路に次ぐヒットだ。20km過ぎで大きな町にたどり着き、そこで山は終わり平野に入った。そこから少し走り木陰で休憩して昼食。アルコールバーナーは復活し、韓国製のカップ麺を食べた。今度バーナーを掃除した方がよさそうだ。
走行距離60kmでクタイシの標識に到達。こちらの道路表示はわりと正確だ。そこから道を聞きながら中心部ヘ6kmほど走った。ようやくホテルクタイシへ。気合で自転車を運んで上がる。フロントで尋ねると日本人が一人いるという。部屋へ行くとトビリシで一緒だった山口くんが昼寝中だった。起こしてごめんなさい。彼と部屋をシェアして一人6ラリで済んだ。
しばらく話した後二人で外出。町のみんなは退屈そうに橋の近くや公園にたむろしている。平日なのに。ウキメリオニの丘を上り、バグラディ大聖堂まで歩いた。とてもよい雰囲気で写真をたくさん撮ってしまった。帰りはバザールへ。チーズとトマトを買い、夕飯はカフェで。生ビールがまずかった。通りで10ラリ払って体重を計ったら67kgだった。洋服を除いたら65kgくらいか。敦煌で計った時と比べてやせていないのでひと安心。
部屋では愛煙家の山口くんにイラン製の水タバコを吸わせてもらい、スピーカーで音楽を聴いた。彼は1年のうち半年ほど自動車工場で期間工として働き、残り半年は海外を旅しているという。現在25歳で20歳から今の生活スタイルで、あと2-3年かなぁと言っていた。このホテルは定住者が多くアパート状態で、しかも私たちの部屋にはシャワーがない。外では雨が降り始めてきた。明日は観光せずにシャワー屋とネットカフェを探してみよう。 |
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