シルクロード日記:アゼルバイジャン
5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
       
Back
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
             
 天  候:晴れ  最高高度:-12m
最高気温:32度 終点高度:-10m
最低気温:25度 終点緯度:39.56.65
走行距離:78.2km 終点経度:49.19.82
走行時間:5時間7分 宿泊:A MOTEL
終着地 :ゴブスタンより21km地点 宿泊代 :30000Am
Next
2004年9月30日(木)
鶏肉の下に敷いてあるのは卵。高カロリー  海はきれいだがじつは空気は最悪
鶏肉の下に敷いてあるのは卵。高カロリー 海はきれいだがじつは空気は最悪
いよいよサイクリングを2週間ぶりに再開する。トルクメニスタンでは荷物を伴走車に載せて走ったので、フル装備で走るのは1ヶ月以上ぶりだ。10泊もしたホテルアラズに別れを告げて久々の走行開始。ゲンジェまではシェキ、ザガタラ経由ではなく、ゴブスタン経由で行くことにする。山を避けるためだ。バクーには長期滞在したのでさすがに道は迷わない。まっすぐ海辺の公園へ向かい気分良く西へ走る。公園が終わると一般道へ移り、車に気をつけながら海沿いのアップダウンの多い道を行く。港町はやはり坂が多い。この辺りもバクー市内で、中心部からのミニバスも通っているが、観光客は来ない。ちょっと得した気分。ビーチを過ぎたあたりからアップダウンはなくなり道は平坦になった。しかし海からの強い風が向かい風気味に斜めに当たってきてかなりしんどい。路面は舗装されていて、そんなに悪くない。カスピ海はあの汚いバクー湾とは全く異なるエメラルド・グリーンで、とても美しかった。ただし陸では工場の排煙がひどく空気はとても汚れている。自転車のチェーンがあっという間に真っ黒になった。

道が平坦になった後は人家の密度が減ったが、それでもドライブインのようなカフェが時おりあり、その中の1つで昼食にした。居合わせた人が料理を注文するなど色々と世話を焼いてくれた上に、店の人が料金を無料にしてくれた。ごちそうさまです。泊まるところはあるかと聞かれたがまだ2時前なのでここでやめるわけにはいかない。向かい風のためにペースがかなり遅いのだ。ゴブスタンまであと22kmと言われ、とりあえずそこを目指す。ゴブスタンを過ぎるとアスタラ方面(イランヘ抜ける)とゲンジェ方面(グルジアのトビリシヘ抜ける)の分岐点があるはず。ここから先は海沿いでなくなるので向かい風から解放されるかもしれない。

ゴブスタンは幹線道路沿いの町でホテルらしきものは見なかった。ここから15kmも走ってやっと分岐点に着き、道は西へ進路を変えてカスピ海に別れを告げる。さらばカスピ海。ここからカフカスを横断して黒海を目指すわけだ。疲れてペースが落ちたところにちょうど「MOTEL」の標示が目に入り、すぐに行ってみた。

ここで歓迎されて食事が出てきて話しているうちに、泊まる部屋があると言われて宿泊することにした。ツインを1人で使って30000マナト。少し高い。アゼルバイジャンはすぐに走り終えてしまうのでテントだけでなくモーテルを経験するのも悪くないだろう・・・と思ったのだが後でしっかり食事代(夕・朝)として10000マナト徴収されるなど不満が残る。隣のラジカセが騒がしくて参ったのと、色々な人が部屋に来るので休めなかったのも難点。やはりテントが一番か。
CLOSE