シルクロード日記:トルコ
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 天  候:雨のち晴れ  最高高度:20m
最高気温:21度 終点高度:10m
最低気温:13度 終点緯度:41.02.63
走行距離:80.6km 終点経度:37.47.03
走行時間:4時間56分 宿泊:C 海の見えるレストラン
終着地 :ORDUより10km 宿泊代 :0
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2004年10月21日(木)
やっと雨がやんだ  雨が去ったあとの空はきれい
やっと雨がやんだ 雨が去ったあとの空はきれい
朝になってテントが浸水していることに気づいた。以前に熱い五徳を置いて空けてしまった穴から水が入ってきていた。ガムテープでの補強では浸水を防げなかった。寝袋はびしょぬれだし、足は冷たくて痛い。荷物をテントから出し、公園内の小屋に移った。浸水さえなければテントで充分なのだが。この小屋は最近使われていないらしく、窓もドアも足りない。やれやれ。自転車の手入れをしたり朝ご飯を食べたりしているうちに、海の上空は雲の切れ目から少しだけ青空が見えてきたが、肝心の陸地は天気が回復しない。ああ、もう10時半だ。

まだ小雨がぱらついていたが晴れるのを待ちきれずに走りだした。昨日の教訓を生かしてラマダン中の走り方はだいたいイメージができた。まず朝は湯を沸かしてできれば暖かいものを食べる。昼間はとにかくパンとチーズで走る。ロカンタでは食べられない。夕食はロカンタで食べるがタイミングが大切。5時過ぎにロカンタを見つけたら通りすぎずに地元民と一緒に待つ。下手に動くとタイミングを逃してしまうので6時ぎりぎりに見つけたロカンタで・・・などと欲張ってはいけない。そして宿泊はそのロカンタの敷地(近く)に、あるいは少し移動してテントを張る。これなら栄養をきちんととれそうだ。ただし基本的に5時過ぎまでしか走らないので朝の出発が遅れるとつらい。今朝のように雨が降ることもあるしペースダウンは仕方ないだろう。

今日も昨日と同じような感じで町が続き、交通量が多いため走りにくかった。でも昨日と違ってビーチがたくさんあったので間近に海を見ながら休憩してパンを食べるのはなかなかよかった。雨があがった後の空はとても澄んでいて海とのコントラストが鮮やかで、とくにORDUという町の公園は映画みたいにきれいだった。ちなみにこの町はかなり大きくてミグロスという有名(?)スーパーを初めて見かけた。私がよく買い物するのはBIMというスーパーで、こちらはそれほど大きくない町でも時々見かける。BIMの方がかなり店舗が小さい。

出発が遅れた上に途中からずっと向かい風になり、ペースが上がらずに結局78km地点で見つけたロカンタに入った。アザーンまで30分以上待ったが、5分前には席は埋まりアザーンが鳴り始めると同時に店があわただしくなった。イントロクイズなみの反応の速さだ。すでに作りおきしてあったチョルバ(スープ)を平らげて、次の料理を頼む。本来旅行者やトラック運転手は食べていいはずだがみんなアザーンと同時に食事開始だ。
食事が済むと外は暗く、数kmだけ走ったところにレストランを見つけそこにテントを張った。人の気配はない。きっと9月までの営業なのだろう。海を見下ろせる広々としたバルコニーを独占だ。それにしても波の音が大きい。
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