シルクロードの星：2004年10月22日（金）

シルクロード日記：トルコ

5月


	天　　候：曇り時々晴れ		最高高度：89m
	最高気温：22度		終点高度：36m
	最低気温：11度		終点緯度：41.17.33
	走行距離：152.6km		終点経度：36.19.66
	走行時間：9時間33分		宿泊：A OTEL NECMi
	終着地　：サムスン		宿泊代　：13mil.

2004年10月22日（金）


	黒海の朝焼け		ここで昼ご飯、気持ちいい

朝は冷え込んで5時過ぎに起きた。テント泊だとどうしても体が冷えるので早朝にトイレに行きたくなってしまう。ここで二度寝したいところだが昨日あまり走れなかったので、ラマダン対策として早朝にスタートすることにした。にわか雨で足どめを食らう可能性も充分にあるし。昨日より4時間も早く6時半にこぎ始めた。

皆、日の出前の朝ご飯を食べてから寝てしまうので、二度寝できなかったお年寄りの姿をちらほら見かける程度で町は静かだ。そんなのどかな雰囲気とは裏腹にはじめ30kmはアップダウンのくり返しでかなりきつい。町は海沿いにあるので丘を上っては海抜0mまで下って･･･というくり返しで、下りもカーブが多くて神経を使うし一息つけるフラットな区間がない。しかも向かい風。

30km過ぎのBolamanという町からようやくフラットになった。Fatsaの海をのぞむ公園は新しくてとてもきれいで夏に黒海沿岸に来たいと思わせてくれる。その後はしばらく右手に、オフシーズンで客の姿のないキャンプ場を見ながらいいペースで進んだ。順調に距離を伸ばして100km近くになったがTermeを過ぎてからなんと16kmも工事区間が続き、片側一車線の道を車におびえながら進み最悪だった。

工事区間が終わった時点で午後5時前、距離は112km。そろそろ夕食の心配をしなくてはいけない。Carsambaという大きな(＝人口の多い)町が始まったが、じつはここを過ぎるとロカンタがなかった。今日は夕飯にありつけないかもしれないと心配したが何とかガソリンスタンドの食堂で食事にありついた。トルコはガソリンスタンドがとても充実していてレストラン、商店はもちろん児童公園、宿泊所まであったりする。ガソリンスタンドが足りなくてペットボトルにガソリンを入れて売っているどこかの国々とは大違いだ。ここで他の客からおごってもらい家に泊まっていけとまでいわれたが、サムスンまであと25km走ってしまいたいので断った。

さあヘッドランプをつけてのナイトランだ。追い風に後押しされて、しかしスピードを出しすぎないように進み、途中バッテリートラブルもあり2時間かかった。まだ8時半なのでサムスンの町は明るく遊園地まで営業している。｢歩き方｣に載っている安宿街の入り口あたりで最初に見つけた宿にチェックイン。さすがに疲れた。休憩時間を除いた実走行時間は9時間33分で、最長記録だ。前半は地形がきつく日中は向かい風だったのに153kmも走った。すごい充実感。