シルクロード日記:トルコ
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 天  候:曇り  最高高度:1245m
最高気温:21度 終点高度:1234m
最低気温:11度 終点緯度:40.49.27
走行距離:70.8km 終点経度:33.07.13
走行時間:5時間18分 宿泊:C 橋の下
終着地 :Atkaracalarの手前 宿泊代 :0
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2004年10月28日(木)
もう秋、あっという間に冬が・・・  塀で囲まれているのがかわいい
もう秋、あっという間に冬が・・・ 塀で囲まれているのがかわいい
山岳地帯に入って今日で4日目になる。毎日ひたすらアップダウンのくり返しで疲れがたまってきた。この旅を始めたばかりの頃、西安からしばらくの間ずっと段々畑を見ながら走ったことを思いだした。天山山脈越え(ウルムチ〜コルラ)やキルギスの山々(イルケシュタム〜オシュ)の方がずっと険しかったが、トルコ山岳地帯の長期戦もつらいものがある。

テントの中でごろごろして過ごし、9時半にようやく出発した。これといった峠はなくひたすらアップダウンが続き、路面は舗装されていて可も不可もないといった感じ。沿道は昨日よりさらに寂しくなり、周囲は畑ばかり。農作業をしている人もあまり見かけず、走行メモに道のアップダウンやガソリンスタンドの位置を淡々と記録する単調な時間が流れていく。

ところでマニアックな話題だがハンディGPSには目的地までの直線距離を表示する機能がある。直線距離なので当然実際の道のりより長い。「実際の道のり」が「直線距離」よりも何パーセント増しかを計算することで道の険しさがわかる。例えば今日みかけた標識に「イスタンブ−ル390km」とあった。この時GPSの直線距離表示は354kmだったから(390-354)÷354=0.101...つまリ10%増しだ。この数字が10%程度なら普通だが、山道でアップダウンやカーブが多かったり、海沿いの道で海岸線が入り組んでいたり、要するにまっすぐ目的地へ向かっていないと15%以上になる。サムスン出発直後は20%だった。もちろん目的地が近づくとこの数字は小さくなる。また、この数字を把握しておけば道路標識がなくても直線距離から実際の道のりを推定することが可能だ。あくまで一つの目安に過ぎないが意外と使えるんだな。

さて、昼ご飯はガソリンスタンド併設のロカンタで食べた。トルコ人客の中にはチャイを飲んでいる女性やタバコを吸っている男性がいる。いいのだろうか。トランプの「大富豪(大貧民)」みたいにラマダンにも地域によってローカルル−ルがあるのかもしれない。

いつの間にか標高1200mくらいでアップダウンをくり返すようになり、時刻は5時をまわった。近くにモーテルもあったがパスして橋の下にテントを張った。明日はモーテルに泊まってみようかなあ。いくらくらいするんだろう。
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