シルクロード日記:アゼルバイジャン
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天 候:晴れ
最高高度:32m
最高気温:28度
終点高度:32m
最低気温:14度
終点緯度:40.35.55
走行距離:96.1km
終点経度:47.09.73
走行時間:5時間33分
宿泊:C 公園(警官詰所そば)
終着地 :Yevlaxの手前2km
宿泊代 :0
2004年10月2日(土)
この瓜は今いち
ちょっと危なっかしい
朝はやはり寒い。夜寝るのは10時頃でテントの中は蒸し暑くて寝つけないのに、だんだん冷え込んできて、明け方には寒くて目がさめる。衣類の調整が大変だ。また道路の近くにテントを張るため耳栓は必須。アゼルバイジャンは交通量が多い。
出発して5kmでKurdamirに到着した。けっこう大きな町だ。手前でテントを張って正解だった。昨日は金の話ばかりだったが今日も。売店でファンタの1リットルボトルを買ったら2500マナトだった。やはり首都のバクーの方が物価が安い。港町のバクーを通じて物が国中にいきわたるのだろうか。
KurdamirでUcarまで45kmと言われて再開。警察の検問があるが車はほとんど徐行しないし、私もノンストップだ。道は舗装されているがでこぼこで、お尻が割れそうに痛い。しかもまたしても向かい風。耐えながら進む。Ucarの町は幹線道路から少し入ったところにあった。そちらにはいかず町へ向かう道と交差する十字路にあるカフェで昼食にした。ここは洗車サービスもしており、二本のコンクリ製のレールの上に危なっかしく自動車が乗っていた。自転車のチェーンの汚れひどいのでここで洗ってもらったがベトベトしたススは少ししか落ちなかった。余裕のあるときにしっかりそうじしよう。その後少し移動して木陰で昼寝した。空き地は多いが草がトゲトゲしくて困る。今日も夕方に追い風が始まりいっきに距離を伸ばし、イェヴラフの町が近づいてきた。このあたりは森が多くて他とは景色が全く異なる。どこか脇に入って森の中でテントを張ろうと思いつつズルズルと進み、橋を渡ったところで警官に呼びとめられた。ちょうど水を切らしかけていたのでお茶をごちそうになり助かった。浄水機にかけようと思って沼の水を汲んだばかりだった。警官にことわって公園の廃墟にテントを張らせてもらうことになった。建物の中で暖かく、床はコンクリで平ら、しかも見張りつき。言うことなしだ。夜はずっと警官たちが通行車両を止める笛の音が鳴り響いていた。