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2004年6月25日(金) |
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朝から曇っている。小雨も降った。いつもより遅く起きたがあたりは静か。ウイグル時間で生活している分、朝寝坊のようだ。しかしお父さんだけは早起きで家畜をみたりしていた。門の外にベッドを出して寝ているので早く目がさめるのかもしれない。駱駝圏あたりから屋外ベッドで寝ている人が目立つようになった。お父さんがSamatさんを起こし、いつもより早い朝が始まり、ウイグル式の朝食。粉ミルクのような粉末をお湯に溶かし、カチカチのパンを浸して食べる。ハチミツを入れるとおいしい。もう少し待てば野菜を料理してくれると言われたが、涼しいうちに出たかったのでお断りした。代わりに自家製のごまパンをもらった。そして家族みんなと記念写真を撮って出発。別れぎわにはSamatさんと「いつか一緒に何か大きなことをやりたいね」などと話した。
曇り、追い風というコンディションで快調に飛ばす。町を出てすぐに瓜を売っているおじさんに呼び止められてタダで食べさせてもらった。ここからがすごい。道の両脇に瓜の売店が並んでいるのだが、みんな大声でこっちへ来いと声をかけてくる。寄ると瓜を食べさせてくれ:るが、何しろ何十軒もあるのできりがない。2軒だけ止まってあとは全部断った。胃が破裂しちゃうよ。それでも結局おみやげに瓜を持たされて3kgの重量増・・・。
途中、火焔山で写真を撮ったりしながら順調にトルファンに到着。吐魯番賓館のドミトリーが空いていたのでチェックインした。フロントで会った日本人と一緒にツアーを申し込んだので明日は1日観光ツアーだ。何だかバックパッカーみたい。
そして昨日に続き大きな出会いが・・・。ついに日本人チャリダーと遭遇した!!私より後にチェックインした彼は三橋くんといい、弘前大学探検部のメンバーだ。一人でバンコク入りし、マレー半島を縦断した後でインドを走行。チベットも走行し、敦煌経由でトルファンにやってきた。そう、敦煌のドミトリーで一日違いで会えなかったサイクリストこそが三橋くんだ。どこか途中から私が先行して結局同じ日にトルファンに到着したことになる。彼は大学を休学して旅に出てきたとのこと。私より3ヶ月以上も長く走っており貫禄十分。ノウハウ、旅の情報、自転車に関する技術全てにおいて、かなう気がしなかった。すごい人がいるものだ。
夕食に出かけた時にバザールで自転車屋を覗いてみたが、仏式のチューブはなかった。26インチのチューブが置いてありサイズは合うのだが、みんな米式バルブだった。明日三橋くんに相談してみよう。 |
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