シルクロード日記:トルクメニスタン
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天 候:晴れ
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走行距離:--km
終点経度:--.--.--
走行時間:--時間--分
宿泊:A ホテル トルクメニスタン
終着地 :アシュガバット
宿泊代 :--
2004年9月8日(水)
建設中のモスク
トルクメニスタン全図(100万分の1)
今日も英語ガイドが同伴して観光。まずはギョク・デペへ行く。19世紀末のロシア軍の侵攻に対しもっとも激しく抵抗したテケ族が皆殺しにされた場所だ。しかし途中の検問で車が止められて予定が大幅に遅れた。どうやら今は綿花の収穫時期で労働者を車で運んでやってくれと警察が行ってきたらしい。セルゲイはかんかんに怒っている。結局その人たちを乗せることはなかったが、断った車はみなパトカーの先導でオフィスヘ行かされ、ドライバーは中で何やら書類を書かされていた。とんでもない国だ。
さて、ギョク・デペには砦の跡があったが大して見応えはなし。ここに老若男女すべて結集してしまったのがテケ族の戦術的誤りだった。そばには新しいモスクができていて、例によって豪華だった。フランスの建設会社が受注し、2年で完成したという。昔は何十年ってかかっていたのにね。巨大なシャンデリアはフィンランド製、木材はモロッコから取り寄せたという。
市内へ戻り、さらに新しいモスクを見学。これもフランスの建設会社が受注し、3交代の24時間体制で工事をすすめている。今年の独立記念日(10/27)に落成式ということで外観はほとんどできあがっていた。途上国でお金がないと思うのだがいわゆるハコモノにはとんでもなく金をかけている。
お金といえば、この国は義務教育10年が無料、その後に大学へ進学した場合は全員に奨学金が出る。医療費は無料、電気・ガスも無料、ガソリンは格安で1リットル300〜400マナト(1$=約25000マナト)。資源のない日本からすると夢のような話だ。しかし真の意味でこういった恩恵を受けられるのはアシュガバットなどの都市部の住民だろう。田舎と都市の格差が大きすぎる気がする。あと、徴兵制で男性は兵役が義務らしい。
昼食はオープンカフェで。シャシリクと一緒にパイ生地が出てきた。メキシコのトルティーヤみたいな感じで包んで食べるとおいしい。
さて、ついに博物館へ。郊外の新市街地域にあり、まだ新しいホテル街や高層ビル群が広がっている。博物館では英語ガイドの女性が誇らしげに解説してくれた。客は私の他には一人もいなかった。まずは大統領に関する展示からスタート。母は1948年の大地震で、父は第2次大戦で亡くなったそうだ。その後、普通の展示が始まるが内容は大したことない。とくに3Fは模造画が並んでいるだけだった。やれやれ。
博物館の後ネットカフェヘ寄ってもらったが回線の状態が悪いと言われ、また来ることにした。ホテルで休憩、レストランで夕食、そして再度ネットカフェヘ。IDに関して当局がうるさいらしく、セルゲイのパスポートのコピーと電話番号で登録してやらせてもらった。しかし回線が異常に遅い上に不安定でデータは遅れず。電話回線が劣悪なのだ。派手なモスクは建ててもインフラは整備できていないのがトルクメニスタンという国だ。
☆アシュガバットのネットカフェ
町の外れのアパートの一角、CD屋の奥にあった。ネットカフェの看板なし。自力では絶対見つけられない。電話回線が劣悪なため使い物にならない。OSはWinXP、USB使用可能。日本語表示不可。なぜか車イスのスタッフが多かった。