シルクロード日記:トルクメニスタン
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天 候:晴れ
最高高度:122m
最高気温:33度
終点高度:27m
最低気温:25度
終点緯度:39.16.62
走行距離:95.8km
終点経度:55.11.93
走行時間:6時間
宿泊:C 道路脇で車中泊
終着地 :Gazandzykより25km地点
宿泊代 :--
2004年9月11日(土)
ラクダが本当に多い
夕焼けの撮影に挑戦
今日の目標は70km先のギジラルバットだ。70kmというと簡単そうだがトルクメニスタンは風が強いので風しだいではつらくなる。宿の人からスイカをもらって出発。今日も風が強い。風向きが変わって今度は南からの風だ。走っていると左側から風が吹いてくる。普通の自由な自転車旅行なら昨日追い風のうちにもっと走ったのに。昨日さらに走れなかったのが歯がゆい。風はしだいに西寄りになり向かい風となり、どんどん強まってきた。車に風をブロックしてもらって走るのだがボジショニングがなかなか難しい。
ギジラルバットは幹線道路から少し入ったところにあり、わりと大きな町だが宿はなかった。ペンション、というかプライベートルームも手配できていないようだった。つまり宿はない。町全体が砂ぼこりをかぶっているような、暗い感じの町で、ラクダがそこら辺を普通に歩いていた。みんなヒトコブラクダでコブから腹にかけてふさふさとした毛に覆われている。さて、カフェは何とか発見でき、遅めの昼食にありついた。別の店では砂糖を購入した。セルゲイが持参した1kgの砂糖が底をついたのだ。こっちではお茶に砂糖を入れないでいると糖分が不足してしまう。まだ3時なので今日はもっと走ることにして、車中で2時間休んで再スタート。あいかわらずの向かい風だ。あまり気分が乗らなかったが5時から7時まで走行し、25kmほど距離を稼いだ。
そしてキャンプ。本当はテントを張りたいが風が強いのでセルゲイともども車中で寝ることにする。宿がないならキャンプすればいいという考えがセルゲイに浸透し、やっとペースがつかめてきた。停車したのは何もない場所で地面は乾燥してひび割れている。ニコンの一眼レフに三脚とレリーズをセットして夕焼けの撮影に励む。日暮れ前になり風がやんだと思ったら今度は追い風に変わった。強風は中国でさんざん経験したが、こんなに風向きが変わるのは初めてだ。
今日は95km走ったのでグムダグまではあと75km。しかしここにも宿がないのでさらに50km行ってネビトダグに着くのが明日の目標だ。ネビトダグには宿があるとセルゲイが断言していた。ただしグムダグからネビトダグまでは時速25kmの強風地帯だそうだ。元々の計画はグムダグで一日休むというとんでもないものだったが、ネビトダグでオフをとることにした。計画を変更しまくっているが仕方ない。そもそもあの計画でOKを出す旅行会社が問題だと思う。レベルが低い。昨日余分に走れなかったのが歯がゆいが、そして風がめちゃくちゃしんどかったが、今日は思う存分走った一日だった。充実感がある。これからはもうサイクリング再優先で計画は気にしない。