シルクロード日記:トルクメニスタン
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
SUN
MON
TUE
WED
THU
FRI
SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
天 候:晴れ
最高高度:202m
最高気温:--度
終点高度:186m
最低気温:20度
終点緯度:37.22.24
走行距離:73.1km
終点経度:60.30.85
走行時間:2時間36分
宿泊:D セルゲイの友人宅
終着地 :テジェン
宿泊代 :--
2004年9月4日(土)
ダイエーのユニフォーム
数時間でこの部屋から脱出
昨日はエアコンを効かせて寝たので熟睡できた。ただしタイマーはないので一度寒くて起きて電源を切った。トルクメニスタンで見かけるエアコンは両腕で抱えられるくらいのミニサイズで、冷房専用でタイマー機能はない。
セルゲイは規則で私と同じ部屋には泊まれず、他に空き部屋もなかったため昨日は車中泊した。車まで行って彼を起こして朝食。カフェは朝から営業しており、そこで朝食にありつけた。こちらでは朝に目玉焼きを食べるのが普通だ。鶏を飼っている人が多く、だいたいおいしい。今日はセルゲイがいつにも増して少食なのが気になる。体調が悪いのだろうか。ハウズ・ハンは湖があるし、モーテルはエアコン付きでもきれいで、しかもカフェではおいしい魚が食べられるのでいち押しだ。サイクリストの皆さん、素通りしない方がいいですよ。
さて、今日はテジェンまで80km弱の道のり。ほぼ無風で、道路の舗装はまあまあだった。道路沿いにはカフェが2軒あったくらいで大きな集落はなく、淡々と進んだ。単調なサイクリングにちょっと飽きてきたなあ。バス停は点在していたので脇道に入れば村があるのだと思う。もっとも、バスがバス停で人を乗せているのを見ることはまずなく、みんなヒッチハイクしている。セルゲイの運転するトヨタハイエースは私に合わせて徐行しているので何度も地元の人にヒッチハイクされそうになっていた。そんなこんなで正午にはテジェン市街にさしかかり、そこで走行終了。GPSはやはり何度も電源が落ちてしまうので、電池とフタの間に紙を挟んで振動を減らすようにした。明日に期待。
町の中を車でずっとウロウロしてホテルを探したが1軒しかなく、かなり汚かった。とりあえずカフェで昼食を済ませたあと、セルゲイがアシュガバットの上司に電話して相談し、セルゲイの友人宅へ移ることになった。ここはきれいで料理もうまく、地獄から天国に移ったような感じだ。衛星テレビではロシア語の放送が無料で観れた。お金のある家は衛星放送チューナーをたいてい持っている。モスクワでチェチェン人が航空機を狙ったテロを起こしたのは知っていたが、TVでは北オセティアでのテロを知らせていた。グルジアの隣国だ。私の走行ルートは問題なさそうだが情報には注意する必要があるな。さて家の主が食事をふるまい、今日2度目の昼ご飯。しかしおいしかったので完食。・・・とここまではよかったのだがウォッカが登場してしまった。中国の老酒と同じくストレートのイッキ飲みなのできつい。結局ウォッカを3人で1.5リットル飲んでしまった。おまけにコニャック1本も。完全につぶれて(つぶされて)寝てしまい、いつの間にか日付けが変わった。