シルクロード日記:トルクメニスタン
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 天  候:晴れ  最高高度:90m
最高気温:33度 終点高度:56m
最低気温:25度 終点緯度:38.58.02
走行距離:25.2km 終点経度:56.16.72
走行時間:1時間2分 宿泊:D チャーリさん宅
終着地 :Gyzylarbat 宿泊代 :--
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2004年9月10日(金)
トルクメンのサモサは三角形  鶏を飼っているのはごく普通
トルクメンのサモサは三角形 鶏を飼っているのはごく普通
8時前に起きたが、眠りが浅かったようでつらい。寝袋に入っていたら足に汗をかいてしまった。ウチャジの近くで車中泊した時はフリースを着ても寒いほどだったのに・・・よくわからない。昨日の夜に続いてカップ麺を食べるのも味気ないので、パンケーキと紅茶で腹をごまかして出発。今日も追い風、しかもグズラルバットまで30kmもなく、あっという間に到着。そんなわずかな間にも結婚式の車列と何回かすれ違った。結婚式のお祝いで花などで飾った自動車が大挙して移動するのはウイグル以来ずっと同じだ。まるで『西部警察』のパトカー軍団のように何列にもなってクラクションを鳴らしまくって爆走するのが普通。でも砂漠地帯は道路が未整備で道幅が狭いので、一列になって走っていて何だか間抜けだ。車を持っている人が少ないためか、ワゴン車を借りて皆で乗りこんでいることも多い。もっとも、日本と比べて親戚がとても多いというのも一因だろうが。ちょうどグズラルバットに到着した頃から追い風はさらに強まってきた。まだ走りたいがスケジュール優先の旅行なのでここでやめないといけないのがつらい。

地図の印をみると大きな町のはずだがマリィ(マルゥ)よりもずっと田舎だ。まずはカフェであらためて朝食。トルクメンのサモサは三角形でウズベキスタン(とくに西部)のものよりボリュームが少ない。食べやすくておいしかった。チーズも入ると満点なのだけど。携帯電話は圏外なので電話屋からセルゲイが電話をしてしばらく待つ。すると人の良さそうなおばあさんが登場。その人の案内ですぐ近くの住宅へ。ホテルはないのでペンション泊ということらしい。とても大きな家でリビングにベッドが2つ並べられており、自由に使わせてくれた。他にも部屋があり家の人はそちらで過ごすのでプライバシーが保たれる。ちなみに2人で20万マナト(8ドル)だそうだ。セルゲイも私も寝てしまい、やっと2時頃に起きてカフェで昼食。この時思ったが最近コカ・コーラの1.5リットルボトルがよくカフェで出てくる。本物のコカ・コーラだ。これはけっこうすごいことだと思う。このカフェはボロいが冷蔵庫はきちんとある。アシュガバット以東では中国製の冷蔵庫が目についたが、最近は「AKIRA」とか「SAKURA」などの製品が多い。

いかにも日本という感じのブランド名だがもちろん違うだろう。箱や商品本体に大きく「TECHNOLOGY FROM JAPAN」あるいは「DESIGNED IN JAPAN」などと書かれている。うなずくしかない。

昼食を済ませたらバザールで食料の買い出し。小さなバザールで大したものはなかった。最近流行っているフィリップの「ケルコーロフ」という曲のカセットテープを探したがなかった。売り切れかな。

宿に戻るとひたすら昼寝。セルゲイはずっと爆睡している。私も少し寝たがそのうち起きてガイドブックを読みこむ。グルジアは見どころが多いが内戦の影響が大きくて観光しにくそう。将来治安がよくなりインフラも整備されたら観光客が集まりそうだがいつになることやら。

やっとセルゲイが起きた。トルコのテレビがわかるようで笑っている。彼はトルクメン語ができるから同系のトルコ語もわかるらしい。英語ももう少しわかるといいのだが。セルゲイが英語を話せたらロシア語をもっと教えてもらえるが、実際はなかなか英語が通じないので本当に大変。
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