シルクロード日記:トルクメニスタン
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 天  候:晴れ  最高高度:105m
最高気温:37度 終点高度:56m
最低気温:--度 終点緯度:38.52.62
走行距離:62.3km 終点経度:56.33.00
走行時間:2時間45分 宿泊:C 道路脇で車中泊
終着地 :Bamyより25km地点 宿泊代 :--
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2004年9月9日(木)
バハルデンの地底温泉  セルゲイが乗ると自転車が小さく見える
バハルデンの地底温泉 セルゲイが乗ると自転車が小さく見える
やっとアシュガバットを出発、というか脱出する。都会は知人がいないと楽しめないというのが持論だが、ここは知人がいてもあまり楽しめない。ちなみにアシュガバットとは「愛の町」という意味だ。さらば、愛の町。

当初の予定では110kmほど先のバハルデンまで行く予定だったが、ここの郊外にある地底湖(地底温泉)をどうしても見たかったので、予定を変更してバハルデンまで車移動にしてもらった。というわけで1日さぼり。ごめんね。小学生の頃よくTVで見ていた「川口浩探検隊」の影響で洞窟が好きなのだ。今日は検問もスムーズに通過し、あっという間に目的地に着いてしまった。やはり車は速い。地底温泉のある洞窟は町から離れており、町のかなり手前で幹線道路から左に入って5km(?)くらい走ったところにある。一応は観光地らしくシャシリクを出すカフェや売店があった。肝心の温泉は洞窟の中に作られた階段を5分ほど下ったところにあった。硫黄臭が強すぎる上に湯温が低め。私は入る気がしなかったが、トルクメン人ははしゃぎながら泳いだりして遊んでいた。男性はブリーフで、子供は裸で、そして女性は服を着たまま入っていた。う〜ん、サイクリングを一日キャンセルするほどのものじゃなかった。温泉は奥の方へずっと続いているらしく、そっちが観れたら楽しいのだが。

気をとりなおしてバハルデンの町へ。ここで問題発生。宿がないという。地元の人が言うには25km先のアルシュマンにサナトリウムがあるからそこに泊まれと。もう100km移動したからあと25kmくらいいいかと思い車移動を許可。少し迷ってサナトリウムに着くと、そこはとても大勢の人でにぎわっていた。おまけに結婚式の人たちまでいる。受付は昼休みだったのでカフェでブロフを食べてから再度行ってみた。責任者の話ではここはリウマチ患者さんなどのための療養型の病院施設で、ホテル部門は閉鎖しているとのことだった。つまり泊まれない。宿はない。
もうこれ以上車移動はしたくない。さすがにいらいらしてしまう。しかし今は1日で一番暑い時間帯。何でこうなるんだ。結局、車中で
1時間休んでからサイクリング開始。風向きがいつの間にか追い風に変わっており快調に進む。州が変わるたびレジストレーションが必要なのでセルゲイが検問所で手続きをしてくれる。こういうことに関してはウズベキスタンよりもずっと厳しい。

Bamyという町(ノーサービス)を過ぎて25kmほど走って走行終了。道路脇に広く開けたところがあり、そこでキャンプすることにした。キャンプといっても車の中で寝るのだが。セルゲイは車の、私は自転車の手入れをして日暮れまでの時間を過ごした。といっても私の方はネジの増し締めをして油を差すくらい。変速は全く問題なし。頼もしい相棒だ。そのあと日が暮れると星の多さに圧倒された。星空撮影にチャレンジ。やっぱり外で寝るのは楽しい。
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