シルクロード日記:トルクメニスタン
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 天  候:晴れ  最高高度:210m
最高気温:31度 終点高度:202m
最低気温:20度 終点緯度:37.14.00
走行距離:64.8km 終点経度:61.13.71
走行時間:2時間32分 宿泊:A モーテル
終着地 :ハウズ・ハン 宿泊代 :--
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2004年9月3日(金)
ギャラードとニコル  ハウズ・ハンの湖
ギャラードとニコル ハウズ・ハンの湖
夜は蚊の攻撃で眠れなかった。くつ下をはき長袖を着てガードすると顔を集中的にやられてしまう。やれやれ。

朝食は洋式でけっこういけたが昨日あったフレンチトーストがない。今日は1人だけだからかな。8時前にセルゲイが迎えに来てチェックアウト。車で数km走り町の外に出てそこからサイクリングスタート。今日はハウズ・ハンまで60km強の予定だ。つぶれかけの(あるいはつぶれた)カフェが一軒あるほかは何もなかった。走行記録をつけるのは楽だが、景色も単調で飽きてしまうので音楽を聴きながら走った。気温は30度程度で日差しも今の私の感覚としてはそんなに強くなく、やはり秋を感じてしまう。本格的に涼しくなるとできなくなるということで、西安出発当初以来3ヶ月ぶりに半ズボンとなり、ついに松中ユニフォーム(ダイエー白メッシュ)がデビューした。その甲斐あってか(?)オーストリア人サイクリストのギャラードとニコルに遭遇。襟つきのシャツ、裾をまくった長ズボンという欧米人サイクリストには珍しいスタイルで、特大の麦わら帽子が目をひいた。ウィーンから走ってきてサマルカンドで終わるという。あと2週間で帰るから、とおみやげを積みまくっていた。とにかく明るく楽しい人たちだった。彼らはトルクメナバットに友人がいてpivate invitationを取得したのでガイドなしで自由に旅行しているらしい。もちろん高額なツアー代を支払うこともなく、チープな旅行をしている。絶対にこっちの方がいいじゃん! うらやましい。「インビテーションのみの取得は無理、ガイド付きのツアー形式でなければいけない」と聞いていたのに話が違うぞ。どうなっているんだ。そうそう、彼らはルーマニアとイランをいち押ししていたので今度行ってみたい。今回はカラコルムハイウェイも走っていないし、カシュガル(中国)に国際線が乗り入れたら、カシュガルからスタートでパキスタン、イランと抜けてイスタンブールから東欧に入るというルートもいいかもしれない。

ギャラードとニコルと別れ、順調に正午前にハウズ・ハンに到着。彼らはホテルがないと言っていたが、カフェがモーテルを営業していた。例によって看板はわかりにくく、たしかにただのカフェにしか見えないかもしれない。部屋はきれいでエアコンがあった。共同のホットシャワーも利用可能。

ひと休み(これが長い)してから近くの湖へ車で行った。「ハウズ」とは湖のことなのだ。けっこう大きな湖だが西岸から見たので夕焼けは拝めなかった。カフェ兼モーテルに帰ると食事。湖で獲れた魚をシャシリクにしてもらう。要するにグリルだ。とてもおいしくてセルゲイの倍近く食べてしまった。高校時代自転車のスプリントの選手だったというセルゲイはやせていて背が高く、食は細い。185cmくらいだと思う。ヘビースモーカーで、愛用のジッポーを革ケースに入れて持ち歩き、音楽はレッドツェッペリンが好き。

ところで、今日は途中少し道が悪いところがありそこで何回かGPSの電源が落ちた。電池の残量表示は問題ないしもう一度電源を入れるときちんと使えるので、振動で接触不良を起こすのかもしれない。何かはさんで振動を減らしてみよう。

☆ギャラードとニコルのサイト
Gerhard & Nicole
lausers_on_tour
http://berg.heim.at/anden/420948
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