シルクロード日記:アゼルバイジャン
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天 候:晴れ
最高高度:--m
最高気温:--度
終点高度:--m
最低気温:--度
終点緯度:--.--.--
走行距離:--km
終点経度:--.--.--
走行時間:--時間--分
宿泊:B ARAZ OTEL
終着地 :バクー
宿泊代 :20000Am
2004年9月19日(日)
今日はほとんどホテルから出ず
三冠王目指してまっしぐら
ホテルはあいかわらずのオヤジ天国で、ランニング姿のオヤジたちがタバコを吸いながらみんなでテレビを見ている。イラン人のビジネスマンが多いようだ。そんな中、一人の日本人を発見した。さっきトルクメンバシュからのフェリーで着いたというから私より2日遅れて国境(カスピ海)を越えたことになる。彼はHOTEL ARAZが安いという情報を聞いてやってきたらしい。イラン人のおじいさんと相部屋で20000マナトだと言っていた。彼に部屋を移ってもらい日本人二人で部屋をシェアしたら、私も20000マナトで済むので彼にお願いした。
その後はひたすら話しこんだ。彼は田中孝三郎くんといい、福井県出身の24才だ。今回は去年の10月から旅しているという。いったん6月に日本に帰ってバスポートを更新してまた出てきたというから海外中心の生活だ。日本人サイクリストで、世界旅行の途上で日本を走り抜けてそのまま外国へ行った人がいるが、同じようなものだろう。アフリカ縦断をしたというのでアフリカの話を色々と聞いた。世界一周サイクリストの本などを読んで思うのは、よく南米縦断とアフリカ縦断ができるなあ、ということだ。とくにアフリカは風土病や野生動物が恐ろしくて、さすがに尻ごみしてしまう。カナダを走っているサイクリストが熊に遭遇し、通りかかった車が割り込んでくれて助かったというメールを昨日読んだ。やはり動物は恐ろしい。アフリカ南部では幹線道路をバス移動しているとライオンを見かけるそうだ。でも、そんなアフリカにも自転車旅行者はいたらしい。すごいなあ。
田中くんは中国、中央アジアなどをすでにまわり、これからヨーロッパへ行くので物価を心配していた。EUに加盟すると軒並み物価が上昇するので加盟国が増えるほど旅行者にはつらい。彼はあと2年半で世界を全部まわりたいので忙しいとも言っていた。でも、2年半たっても今の私より若い。本当に人それぞれだなあと思う。
話は旅行の話題にとどまらずひたすら話しこんだ。たまっていた日本語をいっぺんに吐きだす感じだ。とくに盛りあがったのは日本の県民性の話題。田中くんは旅費を作るため日本のあちこちで働いたそうだ。今回は電子部品の工場で稼いだと言っていた。ところで田中くんから本を一冊もらった。旅行者どうしで本を交換することはよくあるが、私は一冊も持っていない(ガイドブックしか持っていない)ので、タダでもらった。ありがとう。
夕飯は近所のカフェで。ビールはうまくないがジョッキが2000マナトだった。日本でいうと小ジョッキくらいの大きさだ。味はいまひとつ。コーラ、ファンタは1リットルボトルが2000マナトと決まっているようで、飲み物の値段が多様な中国などに比べて、気を使わないですむ。会計は二人で14000マナトだった。フロントと交渉したが今日は部屋を変われず、明日、相部屋にすることになった。明日は20000マナトで泊まれる。助かった。