シルクロード日記:イタリア
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
SUN
MON
TUE
WED
THU
FRI
SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
天 候:晴れ
最高高度:80m
最高気温:--度
終点高度:5m
最低気温:--度
終点緯度:40.49.60
走行距離:24.1km
終点経度:14.13.84
走行時間:1時間51分
宿泊:B D ANNA
終着地 :ナポリ
宿泊代 :43.6ユーロ
2004年12月14日(火)
ポンペイ遺跡の街並み
うしろはヴェスヴィオス火山
午前中はポンペイ遺跡を観光した。キャンプ場から歩いていける距離に入り口があるので便利。ポンペイはヴェスヴィオス火山の噴火で滅んだ、古代ローマの都市だ。一つの都市が丸ごと遺跡になっているわけだからとにかく広い。金持ちの家あり、庭園あり、神殿あり、劇場あり、喫茶店の遺跡まである。中でも目をひいたのはミイラの展示。もちろん古代エジプトのように貴人の遺体をきちんと保存したわけではなく、火山灰に埋もれてたまたまミイラ化したものだ。最期の瞬間の姿勢そのままで、表情まで読みとれてじつに生々しい。団体客が多く日本人のツアーも見かけ、時々日本語のガイドが聞けた。8時半に行ってたっぷり午後1時前までかかったが、そのぶん満足できた。
その後スーパーで買物してからナポリへ向け走りだした。ここから25kmくらいのはずだ。ナポリではピザを食うぞ。アップダウンは少ししかなく、ずっと街が続いた。このあたりが南イタリアの中心地なのだろう。南部はローマやミランのある北部とは文化・歴史的に異なり、ナポリを中心としてシシリー島を含めて文化圏を形成していた。いわゆる「地中海世界」で貿易の要所だったのだろう。この辺りでは黒人の姿をよく見かける。タラントやマテラではまず見かけなかったが、ローマに近づくにつれてさらに増えてくるのだろう。
ナポリ中央駅は幹線道路からアクセスがよく、迷わずに到着できた。ツーリストインフォでもらった本の最安ホテルは駅のすぐ近くで、ホテルのフロントは気さくなお兄ちゃんだった。これまでの経験からするとヨーロッパでは気さくなフロントはとても少ない。
二人とも体が臭いのでシャワーを浴びて、夜は久しぶりにテレビを観た。サッカー、ジダンチームVSロナウドチームの親善試合をやっていたがどんどん得点が入って逆に面白くなかった。この試合にはなぜかF1のミハエル・シューマッハーが出場していた。