シルクロード日記:イタリア
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 天  候:曇り時々雨  最高高度:500m
最高気温:18度 終点高度:391m
最低気温:13度 終点緯度:40.40.26
走行距離:84.8km 終点経度:16.40.43
走行時間:4時間56分 宿泊:C 廃墟
終着地 :Materaの手前10km 宿泊代 :0
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2004年12月9日(木)
ノートパソコンで地図をチェック  オレンジの木をよく見かける
ノートパソコンで地図をチェック オレンジの木をよく見かける
今日は内陸のマテラという町を目指す。70kmの道のりだ。洞窟住居の跡などがあり世界遺産になっているらしい。アテネのユースホステルで会った日本人にすすめられた。昨日スーパーで買物できなかったのでほとんど食料の残りがなく、途中の町で見つけた「SIMA」というスーパーで買いだめして、まさに食料満載になってまた走り始めた。

風に恵まれて快調だったがその後道に迷いロスしてしまった。その時ツァオが「北京を出て以来初めて道に迷った」といったのには驚ろいた。たしかに彼は抜群に方向感覚が良く、一度通った道は必ず覚えているし、才能があると思う。ノートパソコンで地図をもう一度チェックし、同じ道を戻るのは嫌なのでルートを変更しようということで、結局道のりが20km増えた。まあ仕方ない。その後の道はマイナーだが舗装はきちんとされていた。標高500mまで上がり丘陵地帯に入ってアップダウンをくり返すというコースがけっこうしんどくて悲鳴をあげそうになった。しかし、昨日あれだけ悲鳴をあげていた右のペダルがなぜか快調だった。ようやく丘陵地帯を終えてあと10kmでマテラというところで強い雨が降り、無人の小屋に避難した。

雨がやむ気配がないしマテラのホテルに泊まると高いからそのまま小屋の中でテントを張ることにした。食料はたっぷりある。米、パスタ、ソーセージ、ツナの缶詰、コーヒー・・・。石橋さんに交換してもらったバーナーが大活躍だ。この間は調子が悪かったが、マニュアルに書いてあるとおり、しっかりポンピングして空気圧を維持すれば大丈夫だった。食べ終わって一息ついてから前輪のチューブを交換。空気がすぐ抜けるので気になっていたのだ。テントを張ってもまだ午後7時。二人だと分業なので何でもはやく片付く。中国サイクリングなどの話などをし、日本語と英語を教えあい、そしてこの旅でまだ一度も使っていないという三脚をもらった。明日はマテラで写真を撮るぞ。

狭いテントに二人入ると暖かいが、男二人の足の匂いが充満していてきつい。お休みなさい。
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