さあ、#2ではキルギスとウズベキスタンの紹介です。私の走ったキルギス南部にはロシア人の姿はほとんどありません。オシュまで行くとやっとロシア人を見かけるようになりますが、ビシュケクに行った人の話をきくと、北部にはもっとたくさんのロシア人がいるようです。キルギス人はわりとアジア系の顔立ちですね。
ウズベキスタンはウズベク人とタジク人が衝突した歴史があり、ウズベク語でなくタジク語を話す人もけっこういます。顔立ちはタジク人の方が目が大きく鼻が高い、パミール系(?)の顔立ちなのですが、混血者も多く、はっきり区別できないこともあります。戸籍上は皆ウズベク人ということになっています。また、ウズベキスタン国内のカラ・カルパクスタン自治共和国はカラ・カルパック人の居住地域で、病院見学の際にはカラ・カルパック語→ロシア語→日本語という二重通訳を必要としました。ロシア人はウズベキスタンでも都市部を中心として暮らしています。中国の新疆ウイグル自治区に住む漢民族とよく似た状況ですね。なお首都タシケントでは、スターリンに強制移住させられてきた朝鮮人の子孫を街でよく見かけます。顔はまるっきり朝鮮人ですが、ロシア語ペラペラです。
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